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変更1【帯】
「120年の歴史」→「130年の歴史」、「700作品」→「780作品」に変更しました。1895年12月に誕生した映画は、まもなく130年を迎えます。2024年2月刊行の【初版】では130年に少し足りませんでしたが、【2版(新版)】では「130年」としました。また、取り上げる作品を約50増やした結果、780となりました。どのような作品が加わったのか、以下をご覧ください。
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変更2【p47】
スクリーンサイズが変わる作品の例として、初版では『WAVES』(2019)を取り上げましたが、新版では「フィルム映写機の時代にスクリーンサイズが変わる極めて珍しい作品」として、『モンタナの風に抱かれて』(1998)に変更しました。
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変更3【p83】
1939年に作られた作品に『残菊物語』を追加しました。
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変更4【p96-97】
1980年代以降に「あえて白黒で撮られた作品」に、『麻雀放浪記』(1984)と『オー!スジョン』(2000)、さらに「何作も撮っている監督」としてアキ・カウリスマキ監督を追加しました。
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変更5【p98-99】
デジタルカメラになって以降の「あえて白黒で撮られた作品」に、『敵』(2024)、さらに「何作も撮っている監督」としてホン・サンス監督を追加しました。
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変更6【p140】
「ビスタビジョンで作られた近年の作品」として『ブルータリスト』(2024)を追加しました。その1ページ前には、『ラ・ラ・ランド』(2016)を「あえて初期のシネスコサイズで作られた近年の作品」として紹介しており、どちらの作品も、冒頭に「ビスタビジョン」「シネマスコープ」と、往年のロゴマークが大きく出るのが共通しています。
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変更7【p190-191】
「16mmで撮られた作品」に大林宣彦監督の『廃市』(1984)と『理由』(2004)、「一部のシーンだけ16mmで撮られた作品」に『ポーラX』(1999)を追加しました。
また、『失楽園』のフィルムの画像に、1:1.85のマット(マスク)をかけました。日本映画の場合、アメリカ映画のように大きめに撮っておいて映写時に上下を隠して正しいサイズにするのではなく、撮影時に最初から正しいサイズで撮ることが多いようです。
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変更8【p192-193】
「16mmで撮られた作品」に『夜明けのすべて』(2024)、『レッド・ロケット』(2021)を追加しました。『レッド・ロケット』はアナモルフィックレンズで撮られた珍しい16mm作品で、撮影監督ドリュー・ダニエルズ氏のコメントも掲載しました。
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変更9【p234】
1950年代後半のダグラス・サーク監督の作品リストに『いつも明日はある』(1956)を追加しました(初版では抜けてました。申し訳ございません)。1:1.85の白黒作品は、この頃のダグラス・サーク監督作品としては本作のみ。改めて50年代後半はスクリーンサイズやプリント方式が本当にバラバラであることがよくわかります。
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変更10【p339】
「フィルム撮影を続ける監督」に「ブラディ。コーベット」、「一部デジタルも使用しつつ基本はフィルムの監督」に「ショーン・ベイカー」、「一作品だけデジタルで撮ってからまたフィルムに戻った監督」に「ロバート・エガース」を追加しました。また、ソフィア・コッポラとM・ナイト・シャマランのフィルモグラフィーにそれぞれ『プリシラ』(2023)、『トラップ』(2024)を追加しました。『プリシラ』はデジタル撮影ですが、シャマラン監督はフィルム撮影を貫いています。
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変更11【p342】
「IMAX65mmフィルムと65mmフィルムで撮られた作品」に、『罪人たち』(2025)を追加しました。65mmフィルム撮影は、それまでの『ダンケルク』『テネット』『オッペンハイマー』で用いられていたスーパーパナビジョンでなく、『ヘイトフル・エイト』で用いられたようなウルトラパナビジョンです(詳しくは本書【p142】【p148】を参照)。
変更12【p350】
「第10回 デジタル撮影とフィルム撮影」の最後のページに、全編IMAX65mmで撮られるという『オデュッセイア』(2026)を追加しました。
本書でも大きく取り上げた『2001年宇宙の旅』70mmフィルム上映を主導し、自身も70mmフィルム(65mmフィルム)で作品を撮り続けているクリストファー・ノーラン監督によるこの新作『Odyssey』(2026)は、『2001: A Space Odyssey』(1968)を意識した作品になるのか、あるいは『ベン・ハー』(1959)のようなエピックになるのか、わかりませんが、いずれにせよ往年の70mmを彷彿とさせる大作映画らしい佇まいで、映画生誕130年を迎える世界の観客をワクワクさせてくれています。
目次
編著:高良和秀
漫画:ゆめの
ISBN:978-4-9910348-4-8
Cコード:0074
A5判408ページ
価格: 3,600円+税
【初版】2024年2月刊
【2版】2025年9月刊
「映画技術を具体的な作品にリンクさせているところに脱帽した。これからの教科書になるだろう。」
岡田秀則(国立映画アーカイブ主任研究員)
「恥ずかしながら知らないことが多く(そんなにスクリーンサイズってあるのか!)、とても勉強になった。漫画部分をはじめ全体が非常に見やすく、本気で誰かを「入門」させたいならここまでやるべし。入門書の新スタンダード。」
濱口竜介